天光冥輝の人生カウントダウン

ただの日記です。自分用メモとも言う。

夢日記23 妃さんとボディーガード

うちは両親がいない

10年前に父が行方不明になり、母は去年殺された。

それ以来、親戚のおばあさんに面倒を見てもらってる。

それで家事はなんとかなっても、お金の方はどうにもならない。

なので私が父の仕事を引き継ぎやっているのだが、まだ高校生だ。

仕事がうまくいくはずもない。

なので、父の知り合いだった妃さんという人に仕事を数年に一回見てもらってるのだ。

 

そして現在、今日は妃さんが家に来る日だ。

 

「冥輝君、お邪魔しまするわ」

「すみません、またよろしくお願いします」

 

そうして妃さんは父の書斎へと入っていく。

私はキッチンでばあさんと夕食の支度をしようとしたのだが、

 

「あら冥輝、このボディーガードさんすごく料理が上手なのよ」

「………」

 

この無口な人は妃さんのボディーガード。

きっちりしたスーツをしていて格好いいのだが、目が怖い。少し苦手だ。

 

「手伝いましょうか?」

「………」

「私もそういったんだけどこの人が良いって、冥輝は自分の部屋でのんびりしてな」

「うん、そうするよ」

「私はこの人の料理を見ていくよ」

「………」

 

そして自分の部屋でくつろいでいると、父の書斎の明かりが消えたのが見えた。

 

「冥輝君、終わったわ」

「ありがとうございます」

 

仕事が終わったようだ。

妃さんはとても仕事ができるらしく、本当に助かっている。

 

「じゃあこれで失礼するわね」

「夕食は食べていかれないのですか?せっかくボディーガードさんが作ってくれたのに…」

「あらそうなの?でも冥輝一人で食べて良いわよ。次のスケジュールは?」

「………」

 

無言で予定帳を取り出すボディーガード。

そこでふと目に入った内容が…

 

(経過観察、その他の皆殺し…?)

 

今日の日付にそう刻まれていた。

皆殺し?なんのことだ?

 

「じゃあね、冥輝君」

「あっはい、お疲れさまです」

 

妃さんたちを見送る。

しかし、皆殺し…何か引っ掛かる。

そういえば…ばあさんは?

どこにもいない、どこにいったのだろう?

 

翌日、ばあさんが死体で発見された。

知らされたのは妃さんたちが帰った次の日のことだった。

これでようやく違和感の正体がわかった。

父が行方不明になったのも、母親が殺されたと知ったのも、妃さんたちが帰った後なのだ。

そして、今回のばあさんも…

次は俺なのでは…そういう考えが頭を何回もよぎったのだった。

 

 

 実家で起こったことなので、高校生と推測。

親戚のおばあさんと言っても顔は全く知らない人でしたw

もしかしたら妃さんじゃなく心咲さんだったかもw

ではこのへんで