夢日記21 山の上の近代城
山脈の連なるこの地域。
そこにひときわ目立って突出している山がある。
その頂上に建つは大きな城。
和風と洋風を組み合わせたよな外観だ。
大きな階が4つあり、一階が普通の店が連なり、二階は豪華な店がほとんどを占め、三階は住居、四階は黄金の間となっている。
その山の隣の山、頂上に学園がある。
その学園でバイトをしているほとんどの人が城で働いている。
理由は簡単、直通バスが通っており時給も高く、なにより内容が濃くて社会勉強にもなるからだ。
だが、さっきも言った通りすぎ一階と二階には結構な差がある。
成績上位者は上で働くことができ、他は下でしか働けないのだ。
さらに、成績トップは黄金の間での仕事を任されるのである。
黄金の間は誰も行ったことがないらしく、トップのやつも秘密厳守らしい。
そんなある日、一階の服屋でバイトをしていた俺は…
「すまん、この服二階の鍵屋さんのとこ届けてくれないか?」
「二階の?何故ですか?」
「注文して帰りに取りに来れば良いものの届けろってうるさくてさ。全くこれだから上の連中は」
「あはは…じゃあ行ってきます。」
天井は高く、エレベーターで上るにも普通の二階分の時間がかかってる気がする。
そして二階の鍵屋にて…。
「おう、なんだうちに用とは珍しいな」
「仕事だよ仕事、おまえんとこの従業員にお届け物だ。」
こいつは学校での友達で、上の連中だけど気兼ね無く話せる仲だ。
「なーるほどね、お前も苦労してんな」
「まあね」
「そういえばさちょっと面白いこと掴んだんだけど、どうだ?バイト終わったら行ってみないか?お前今日早く終わるだろ」
「いいけど…何する気?」
「実は黄金の間の鍵を作れてさ、多分入れそうなんだよ」
「えっ、馬鹿なこと言うなよ。見つかったら何されるかわかんないぞ」
「ちょっと見るだけだってちょっと、な!頼むついてきてくれ!」
「………はぁー…」
というわけで成り行きで黄金の間に行くことになった
大丈夫だろうか…?
「警備の目どうするんだよ」
「まーかせとけって」
「おい、何のようだ」
「錠前と鍵の点検でーす、こいつはお供」
「ふむ…?」
渋々通してくれた。
多分上の階の鍵職人ということで顔見知りなんだろう。
「んじゃ、警備が強化される前にちょちょっとやっちまうかー」
ガチャガチャ…ガチャン!
「お!いけた!」
「うーん、嫌な予感しかしない…」
中を見てみると壁、床、天井全てが金ぴかに輝いている右の壁には金の屏風、左には凄そうな刀、正面にはここから見える絶景が広がっている。
「おいすっげーなこれ!」
「ああ…確かにすごいな」
友達はともかく俺もその光景に引かれるように入っていった。
すると…
カパッ!
「いっ!?」
「!?!?」
金の床が底無しの穴に変わり
「うわああああぁぁぁぁ…」
そのまま底へ落ちていった。
昔ドライブで遠出したときに山の上に城があったんですよね…。
多分その記憶が反映されたんてしょう。
中は前行ってたスーパーに似てましたが(^_^;)
ではこのへんで