夢日記⑫ 未来へ
とある森の中、ログハウスのような建物の中で友人と話をしていた。
俺「未来ってさー、タイムマシンで行くとか言ってるけどさ、現実的に考えてタイムマシンって作れるとは思えないよなぁ」
友「そうだな、俺らが生きてる頃に未来に行くだなんてあり得ない話だろう」
俺「でもさ、コールドスリープなら行けることね?」
友「それさ、行くって言うより待つじゃない?」
俺「あそっか。ってその辺はどーでもいいの!俺らからしたら先の時間に進むから未来行くじゃん。」
友「未来に行くとして、コールドスリープなんてどうするの?まさか冷凍庫みたいなとこに入るとか言わないよね?」
俺「え…違うの?」
友「さっき現実的に考えてとか言ってたやつとは思えない。凍傷で死ぬに決まってるでしょ?それこそ専用の機械を使わないと無理だって。」
俺「でもタイムマシンよりは簡単なはずだろ?」
友「そうかもね、でも仮に出来るとして私たちに作れる?当然無理。どうせ作れる人なんて限られてて私たちが使えるはずもない。」
俺「うっ…そっか。」
友「そうねえ…じゃあもっと原始的なやり方に頼るとか?」
俺「原始的?」
友「化石になるのよ」
俺「は?」
友「この時代でも化石は見つかってるでしょ?なら自分が化石になれば未来でも見つけられる可能性はある。そして、未来の人にリバイブしてもらうのよ。」
俺「まてまてまて!未来の人がリバイブ出きるかどうかなんてわかんないし、そもそも化石ったってどうなるんだよ!」
友「埋まれば?あ、腐ってもそれは知らないけど」
俺「どこが現実的だよ!?」
友「タイムマシンやコールドスリープよりよっぽど現実的よ、今の技術じゃ人間の腐敗を防ぐなんて出きることでしょ」
俺「えー…」
友「ま、失敗しても気づいた頃には死んでるから気楽じゃないかな♪」
俺「笑顔で怖いこと言うなよ…けど、まあ現実的だな」
成功する確率なんて低い、死ぬのが怖くなかったのか躊躇いもせずに化石になって未来へ行くことを決意した。
そして当日…
友「じゃあ、埋めるわよ」
俺「ああ、まずは意識を取り戻すことを願ってるよ。」
友「そうだね、………いってらっしゃい」
俺「うん」
こうして意識は遠退いていった…。
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眩しい…前が見えない…
何かにお腹をさわられてる…?
?「あ!パパー!動いたよー!」
?「本当かい?今行くよ。」
こ…こ…は?
?「気がついたかい?どうだ気分は。」
そうだ…俺…化石に…。
?「驚いたよ、まさか人間だったとは」
え…?本当にリバイブされた?
意識と同時に視界が開けてくる。
最初に目に入ったのは白い髪をした…人間?
本当に人間か?肩と足にハンガーみたいな機械が取り付けられている。
横を見れば浮いているソファーに腰掛けゲームをしている子供が二人。
あぁ…そうか、本当に未来へ来たんだな。
はい、まさか化石になって未来に行くなんて発想…凄いですね(^_^;)
これは俺の記憶を組み合わせて夢に出たって感じでしょうか。
というか腐らないと化石には慣れないと思うんですけどその辺どうなんでしょう()
まだまだいろんな考え方があると感心させられます(夢だけど)
ではこのへんで。